航空機・医療・プラントなどチタン切削加工をしています。 (株)八田製作所2010年の年間スローガンは、「競争力を上げる」でいきます。 今号では、今年「競争力を上げる」ためにした事、３つ紹介します。   　今年から当社では、2ケ月に一度、技能テストを行っています。3/12に行った第2回では、 NC旋盤部門で林君、マシニングセンタ部門で櫻井君、複合旋盤部門で辻課長が優勝しました。 　評価基準は、加工時間＋正確性。正確性は、不適合箇所1ヶ所につき30分加算で数値化しています。 　この技能テストの最大の目的は、各個人の課題をはっきりさせることです。課題をはっきりさせるため、毎回テスト後に自己分析書を提出します。 　今年、(株)八田製作所は、個々の課題をはっきりさせ、技能を向上し、競争力を上げていきます。 NC旋盤部門優勝の林君 技能テスト、切磋琢磨しています 　2009.12.7付でISO9001を認証取得しました。川島係長がリーダーとなり、計画通り11ヶ月間での取得となりました。品質管理マニュアルは全26ページで、当社がやっていることを網羅した上で、無駄のないものができました。 　先日、三菱重工業(株)様の認定工場更新審査を受けました。結果、100点中93点と非常に好成績を上げることができました。これは,ISO取得活動が認定工場監査にもいい影響をもたらしたと理解しております。 　当社におけるISO9001取得の目的は、商権の拡大です。当社は、工程を切削加工に特化し、業種は航空機、医療、海洋、自動車、検査機器等広く拡大していっています。今回のISO取得により、今までISO資格という受注の障壁のあった業界、会社の加工も積極的に取り組んでいきます。 ISO9001認証取得！！ 川島係長おつかれさまでした。 三菱重工業(株)様、品管監査93点獲得！ 平成22年度 大阪の元気！ものづくり企業に選定！ 　大阪府橋下知事の号令で、大阪の代表的なものづくり企業をまとめて編集し、全国的に紹介していこうというのがこの企画です。おかげさまで、このたび当社も選定していただきました。 　当社は、展示会等通じて「チタン切削加工」の(株)八田製作所として少しは知られてきました。しかし、大阪や関西圏以外では、まだまだ広めていく余地があります。そういった意味で、今回の選定により関西以外の方面にも広くPRしていただけるのは、非常に有難いです。 　「大阪の元気！ものづくり企業」にふさわしい企業であり続けるよう、これからもチタン切削加工はじめ技術を向上させていきます。 　今年(株)八田製作所は、「競争力を上げる」ための行動を具体的にとり、更に皆様からお役に立ていただける企業になっていきます。 　これからもご指導、ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。 ＩＳＯ９００１取得の苦労話 八田製作所　川島　義昭 　昨年の11月30日に、ISO9001：2008を日本規格協会さんで取得しました。私がISQ(QMS)管理責任者として苦労した2点を紹介いたします。 　まず1点目は、規格の要求事項を理解することに苦労したことです。日本規格協会さんの内部監査基礎コースの講習を受ける前に、ISO9001の規格を何回か読んで、自分なりに規格を理解して講習に臨みました。 　講習は4人程でチームを組んで、ワークショップを内部監査員としてディスカッションして各チームで発表、又は講師相手にチームの代表者が内部監査員として、ロールプレーイングをすることでした。ただ、この講習で規格を理解するのに難しいと実感させられました。というのは、自分のチーム内でも規格の解釈がバラバラと規格の解釈に違いがあるということでした。 　理由としては、規格自体が全業種に対応させるために規格には抽象的な文章が多く、136にすること(shall)があって、それを実現させるための方法が具体的に細かくまでは書いていないためでした。 　最後に講師の先生より、規格を理解するためには、規格自体を好きになるまで、何回も読みなさいということでした。それから、規格自体と参考書を何回も読み込んで、好きになるまではいかなかったですが、今度は規格を自分自身でしっかり理解できるようになりました。 　次に苦労した2点目は、品質マニュアルを作成し、そのルールを全社員に遵守してもらうことでした。品質マニュアルは、以前からあったのですが、ISOのように詳しくは作っていなかったため、ISO9001の規格を盛り込んで作成していきました。規格の136のすることを、現在の当社の業務・仕事と照らし合わせ、足りない所をシステムとして追加していく作業を行いました。 　当社は、創立60年以上で、社内では技術を継承し、先方による第二者監査でも、お客様よりお褒めのお言葉を頂くことが多く、実際には土台と基本が出来ているため、ISOによるシステムの追加自体はなく、この調子なら品質マニュアル作成は、容易に進むと私自身考えていました。 　しかし、企画通り実際作ってみると、136項目で70ページ近い品質マニュアルが出来てしまい、ISOによる記録関係をとる現場の仕事も莫大に増えてしまいました。 　ISO9001の目的は、質の良い会社を作って、管理の仕組みで品質保障するもの。ISOによって、仕事のムダが莫大に増えてしまっては、取得の意味がなくなってしまうため、すぐに品質マニュアルを見直し、136項目を1つの業務・仕事で何項目も対応・重複させ、記録についても同様に何項目も対応・重複させて、ムダを省けるだけ省きました。そのおかげで、136項目を28項目(28章)にまとめなおし、７０ページ近いページを32ページにすることに成功しました。 　後は、全社員に品質マニュアルを遵守してもらうため、毎週一回、数ページに分けて全社員に掲示板で回覧と朝の全体の朝礼でも品質マニュアルの内容を説明しました。全社員が意識していき、ルールを遵守して、ISO9001を取得することができました。全社員のみんなには大変感謝しています。その中で、管理責任者としてISO9001の取得に全権を任せてくれた社長、品質マニュアル作成時に、追加システムとムダを省く相談で、協力してくれた各部門の責任者、管理部で私の下で品質マニュアルなど、パソコンでISO関係の書類作成を手伝ってくれた川渕さん、川上さん、特に感謝しています。 　後は、ISO9001を維持し、お客様に品質保証で顧客満足を提供できるよう、頑張っていきます。 八田製作所　辻　　誠一 　3月8日に社内で2回目の技能テストが行われました。 　内容は、マシニングセンター部門とNC旋盤部門と複合旋盤部門の3つにわけ、その中で各部のトップの人を表彰することになっています。1回目の技能テストでは表彰もなかったのですが、2回目は、制限時間3時間30分、NGヶ所1ヶ所に付き、30分プラスされるというルールがあります。 　優勝するには、正確は勿論の事、スピードも必要とされます。私は複合旋盤部門で、テストを受けることになっていました。日頃の仕事では、同じワークを同時に他の人と削り出すことなどないため、日頃の仕事とは、また違った緊張感がありました。 　図面をもらった瞬間、これは3時間30分以内に加工が出来るかと思いましたが、まず正確に加工しようと気持ちを切り替えました。 　図面を見てこれは、削り出すワークの順番を間違えると、正確な品物にならないと思い、頭の中で工程を考えてから、加工をスタートしました。加工を進めているうちにだんだんテンションも上がってきて、これなら2時間以内で加工できる様な気がしましたが、結果は2時間15分かかってしまいました。 　複合旋盤部門では、3人技能テストを受けましたが、私は2時間15分、NGヶ所無しで優勝することが出来ましたが、他の人との差もそれ程無くギリの優勝でした。 　次回、技能テストがまた行われる時は、ダントツで優勝できるように頑張ります。 マシニングセンタ部門優勝の櫻井君 八田製作所　桜井　　徹 　今年のスローガンは「競争力を上げる」です。そのために今年から競争力を上げるために技能テストが実施されるようになりました。 　今回のテーマは素早さと正確性を求めたテストが行われました。岩井工場長が作成した図面を見て加工するということでした。 　これがまた見落としてしましそうな寸法や公差の厳しい所もあり、それに制限時間があったために、焦りながらもどうにか完成品まで加工することがでました。 　後は検査の結果を待ち不具合があれば、なぜそうなったか、対策はどうするのかと自己分析します。そうすることで自分の技術が少しでもレベルアップできるようにこれからも頑張っていきたいと思います。 八田製作所　林　　謙治 　今回で2回目の技能試験だったのですが、内心とても不安でした。というのも1回目の試験では時間内に完成させることが出来なかったので、ダメなんじゃないかと思い心配でした。なのでとにかく時間内に完成させることを目標にしてやってみました。 　図面をもらって加工はそれほど難しくはなさそうだったので安心でした。わからないところもあったのですが迷ってもいられないにで、自分なりに考えて一応時間内に終わらせることができて今回は少し満足しています。 　まだわからないことが多々あるので満点は難しいと思いますが次もやれるだけやってみます。 各部門優勝作品 八田製作所　下川　英夫 　9月20日、21日と八田会慰安旅行に参加させてもらいました。今回の行き先は福岡でした。行きは新幹線で博多駅まで行き、到着後は観光コースと自由散策コースがあり、僕は、自由散策の方にしたのですが、どのあたりから行こうかと宴会まで間に合うようにホテルにつくかと考えていたら、中々行き先が決まらず結局1日目は福岡ドームに行ったのですが、中に入ることができなく外周散策して、少し早めにホテルに戻りゆっくりしていました。 　夜の宴会は屋形船で料理はおいしく揺れはほとんどなく景色は最高でした。博多グリーンホテルはまだ出来たばかりということですごくきれいな所で良かったです。 　2日目は唐津、呼子方面に行き昼食は金丸旅館で活けイカ料理をいただき、新鮮でおいしかったです。 　 　博多観光会館では、明太子作りを体験させもらいました。無着色ということもあって見栄えの色、形は悪かったけど冷蔵庫にしばらく置いてから食べたら想像していたよりおいしかったです。 　帰りは飛行機で伊丹空港まで無事に戻ってきました。良い旅行でよかったです。 　八田会役員の皆様有難うございました。 4/4　八田会ボーリング大会。 みんなの家族も参加し、大いに盛り上がりました。 ↑トップに戻る

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